ガラス修理・ガラス交換に関するコラム
ガラス食器のくもりの原因と取る方法
ガラス食器は長く使っているとくもりが目立ようになります。このくもりは一度ついてしまうと普通に洗うだけでは落ちません。ここではガラス食器のくもりの原因や取り方などをご紹介します。
ガラス食器のくもりの原因
ガラス食器のくもりの原因は、水道水に含まれるカルシウムや塩素などのアルカリ成分です。洗う時や乾燥させている間にアルカリ成分が沈着し、ガラス食器のくもりの原因となります。
もうひとつの原因と言われているのは、料理や飲み物に含まれる油分やタンパク質です。油分やタンパク質は水に溶けないため洗っても汚れが落ち切らないことがあり、その汚れが蓄積していくことで白くくもっていきます。
ガラス食器のくもりの取り方
くもりの取り方
ガラス食器が十分にかぶる程度の量のぬるま湯に中性洗剤を溶かし、その中にガラス食器を2~3時間つけておきます。その後やわらかめのスポンジで力を入れ過ぎないように優しく洗い、洗剤が残らないようにしっかりとすすぎます。最後にお湯を全体にかけて水捌けをよくし、付近の上に伏せて自然乾燥させます。
この中性洗剤の代わりにクエン酸水スプレーやお酢、台所漂白剤を使ってくもりを取ることもできます。
以上の方法でくもりが落ちない時は、レモンと塩がオススメです。アルカリ性のくもりの場合、酸性のレモンが中和してくれるのでくもりが落としやすくなります。塩はガラスを傷つけない程度の研磨効果が期待できるので、レモンの切れ端に塩をのせて拭くとさらに効果が高まります。
くもりを取る時の注意点
基本的にガラスの表面を傷つけてしまうアイテムの使用はしないようにしましょう。例えば、たわしや硬いスポンジ、研磨剤入りの洗剤やクレンザーなどです。指輪などのアクセサリーや時計を外すのも忘れないでください。
また、ガラスは温度変化に弱い素材です。水切りがよくなるからといって突然熱いお湯をかけると割れる可能性があるので、洗うときも最後の仕上げも40度以内の水温を心がけましょう。
クリスタルガラスに関する注意点
クリスタルガラスは、通常のガラス食器よりも使う洗剤や洗い方に気を付ける必要があります。
まず、アルカリ成分を含む洗剤や重曹の使用は避けましょう。クリスタルガラスは「酸化鉛」という成分を含むため、酸化鉛とアルカリ成分が反応を起こしてしまい表面をくもらせてしまいます。一度くもってしまったガラスはどのような処理をしても元に戻すことはできないため、細心の注意が必要です。
また、クリスタルガラスを食洗機で洗浄してはいけません。食洗機は一般的にアルカリ性の洗剤を使用して洗浄を行うため変質反応が起きやすくなります。また、クリスタルが常に70度以上の高温にさらされることになり、容易に表面を侵食し素材を傷つけてしまいます。
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