
知ってて良かった!カーライフを快適にするために~自動車ガラス豆知識~
自動車のガラスも、安全性や快適性を保つために重要なパーツの一部です。たとえば、ガラス一枚に少し手を加えることで劇的に車内環境を改善できることもあれば、小さな油断が大事故を招く恐れもあります。自動車ガラスの特徴と適切なお手入れ法を再度確認しましょう。
簡単・便利・安い!カーフィルムってどんなもの?
カーフィルムとは
カーフィルムは、簡単にいうと自動車の窓ガラスに貼るフィルムのことです。フィルムを貼ることでさまざまな効果を得ることができます。強い日の光や紫外線を遮る効果や目隠しの効果など、その機能は豊富です。あらゆるシーンに合わせてフィルムを選ぶことで、快適な車内環境作りが可能です。また機能性とは別に、ドレスアップを目的として利用されることもあります。
カーフィルムのメリット
カーフィルムを利用するメリットはさまざまです。たとえば、断熱効果によって、車内の温度を一定に保つことができます。紫外線はほぼカットでき、日焼けをしたくない女性や肌の弱い赤ちゃんの肌を守ります。日差しなどの強い光を軽減する効果もありますので、まぶしさでドライバーの目に負担をかけることもありません。車内が簡単に見えないようにすることもできるため、プライバシーを守ることもできます。その他、安全性やセキュリティ面においても効果的です。ガラスが割れにくくなる、あるいは割れても飛び散らなくなるというのは、大きな利点となります。
また、カーフィルムを貼ることは、エコロジーにもつながります。たとえば、カーフィルムの断熱効果によって、車内が一定の温度に保たれるとエアコンの効きは段違いです。省エネになりますし、エアコン自体を使う頻度も少なくなるでしょう。これによりエンジンの負担を軽減することができる上、ひいてはガソリンの消費を減らすことができます。
カーフィルムのデメリット
利便性の高いカーフィルムですが、デメリットもあります。特に色のついたフィルムに言えることですが、視界性が悪くなるという点です。色が濃ければ濃いほど、フィルムを通した視界は悪くなります。特に、昼間より夜間に注意しなければなりません。車内を覗かれないようにするために濃い色のフィルムを貼るのは良いですが、運転手の視界を遮らないように貼りましょう。あまりに色の濃いフィルムは、車検に通らない可能性があります。フロントガラスや運転席、助手席などに貼る際は道路交通法に注意しなければなりません。
また、飛散防止効果のあるフィルムを貼ることによって、窃盗のターゲットになってしまうケースが稀にあります。ガラスが壊れたときの音や破片の飛び散りを軽減できると言うことは、窃盗犯にとっても大きなメリットとなってしまうためです。
カーフィルムの種類
カーフィルムは種類が豊富です。主なカーフィルムとその特徴をご紹介します。
スモークフィルム
スモークフィルムとは、可視光線透過率(透明度)の値が低いカーフィルムのことを指します。内側からは向こう側が見えますが、外側からは見えません。着色フィルム、プライバシーフィルムと呼ばれることもあります。プライバシー保護など、車外から車内を見られたくない場合に適したフィルムです。その他、紫外線カットや飛散防止効果を備えています。稀にドレスアップの目的で使用されることがありますが、規制に沿った使用方法が必須です。
スモーク断熱フィルム
スモーク断熱フィルムは、スモークフィルムに断熱効果を加えたものです。太陽エネルギーが持つ赤外線を吸収、遮断する機能を有しており、車内温度を一定に保つことができます。エアコンの効きがよくなるなど、温度管理がしやすくなるのが特徴です。もちろんスモークフィルムとしての効果も併せ持っているため、外からむやみに覗かれずに済みます。断熱フィルムとしての赤外線カット率は一律で高く、スモークの濃さによって断熱性に大きな差が生じることはありません。
透明断熱フィルム
透明断熱フィルムとは、フィルム自体が無色透明の断熱フィルムです。スモークタイプと同等の断熱効果があり、車内の温度を一定に保つことができます。色がないため、見た目は貼っていないときと変わりませんが、貼った後には車内環境が向上するため、人気の高いフィルムとなっています。道路交通法によって視界性の高さが求められる、フロントガラスにも利用可能です。視界はそのままで熱を遮断する為、運転席や助手席のガラスに適しています。
ミラーフィルム
ミラーフィルムはその名前の通り、表面が鏡のようになっているフィルムです。車外から中を覗こうとしても、外の景色が映り込んで中は見えません。ミラーフィルムは表面に金属を蒸着させ作られています。このフィルムには、熱を反射し表面で熱が飽和しにくいという性質があります。赤外線だけではなく、紫外線のカット率も高いのも大きな特徴です。
ただし、スモークフィルム程ではないにせよ、可視光線透過率は低く、車内から外をみる視界に影響が出やすいフィルムとなっています。
ミラー断熱フィルム
ミラー断熱フィルムは、ミラーフィルムに断熱効果を加えたものです。ミラーフィルムがもともと持つ断熱性に対し、さらに断熱性能を加えることによって、透明断熱フィルムよりも高い断熱性能を持たせています。また、鏡という特徴から、スモークほどの濃さがなくとも車内のプライバシー保護が可能です。表面の金属が独特の高級感を出すため、車のデザインを変えたい場合にも適しています。車体がメタリックカラーであれば、相性もより良いでしょう。
日差しで車内が暑くなる場合
日差しで車内が高温になってしまうのを防ぎたい時には、日射反射率、日射吸収率の数値が大きいものを選ぶと良いでしょう。フィルムの種類としては、断熱タイプのものや、ミラータイプのものが適しています。また、メタリックタイプのものも効果的ですが、日差しを遮断する機能が高いため、視界が悪くならないよう十分注意してフィルムを選ぶ必要があります。
日差しがまぶしい場合
眩しさを防ぎたい場合は、可視光線透過率を確認してください。こちらは値が小さいほど効果的です。その中でも色つきのフィルムで、かつ色の濃いものが、より眩しさを軽減できます。着色断熱フィルムや高透明赤外線カットフィルムがおすすめです。メタリック断熱フィルムの場合は視界性が悪くなるものがあるので、適宜実物を見ながら判断してください。
車内を見られたくない場合
車内を見られたくない場合は、眩しさを軽減したい時と同様、可視光線透過率の低さを確認します。こちらも色の濃いフィルムを貼ることでより効果が高まります。車内から外が見えるようにしたい場合は、視界性にも注意して選びましょう。視界性の良さでは、高透明赤外線カットフィルムが適しています。逆にメタリック断熱フィルムは視界性が悪くなるので、車内から外を見なくても良い時に選ぶフィルムです。
フロントガラスにも貼りたい場合
フロントガラスにもフィルムを貼ることは可能ですが、道路交通法により、ガラスとフィルムの可視光線透過率の合計が70%以上になるようにしなければなりません。
フロントガラスに貼る場合には、透明断熱フィルムが推奨されています。その名の通り色が付いておらず、視界をほどんど遮りません。それでいて日差しによるストレスやじりじりとした感触を抑え、日焼けも防ぐ機能も備えています。また、ガラス上部からの日差しがまぶしい場合には、サンシールドフィルムがおすすめです。
紫外線が気になる場合
フィルムは全て、紫外線を99%以上カットする機能が備わっています。その為、どのフィルムを貼っても対策は可能です。紫外線の他に備えたい機能がある場合は、それに適したフィルムを貼りましょう。特に機能を必要としない場合や、フロントガラス、運転席、助手席に用いる場合は道路交通法の範囲で選ぶか、透明断熱フィルムを貼りましょう。
ドレスアップしたい場合
車をドレスアップしたいという目的でフィルムを貼る場合は、自分の好みのデザインで自由に貼って構いません。車体やガラスの色で統一するのも良いでしょう。車の色に合わせたメタリック断熱フィルムを用いると、高級感を持たせることが可能です。但しフロントガラスや運転席、助手席に張る場合は、法律で定められた範囲を守ってください。
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