
意外と知らない特殊なガラスの種類と特徴・用途をまとめて紹介!
デザイン性や機能性に特化した特殊なガラスがあります。空間装飾を目的としたガラスや断熱や防犯に使えるガラスなど、一般家庭でも使えるガラスも多くなっています。ここではそれぞれの特殊ガラスの特徴や使い方をまとめてご紹介します。
1枚置いておしゃれを演出!多彩な色で空間を飾るカラーガラス
カラーガラスの特徴
カラーガラスはガラスに色をつけた物です。ガラスは通常無色透明ですが、色を付ければ様々な色彩を楽しむ事ができ、建物のアクセントにもなります。ガラスが元々持っている質感や光沢、耐久性は維持している為、機能性も損ないません。
紙と違って同じ着色剤を使っても全てのガラスが同じ色になるとは限らず、ガラスが含む成分や溶かす時の条件によって異なる色になる場合があります。
着色剤について
一般的なガラスであるソーダ石灰ガラスに着色するのに適した着色剤を挙げます。
ガラスを紫にしたい場合はマンガン、青紫はニッケル、赤紫はネオジウムです。但しネオジウムを塗布すると、光の加減で赤や青に見える事もあります。
続いて青やコバルトは銅、緑はクロム、赤はセレンや還元チタン、茶は鉄と硫黄で、還元剤に炭素も併せて使います。黒は絵の具同様に濃い色が出る様々な着色剤を混ぜ合わせて作ります。主な素材にはマンガンやクロム、ニッケル、鉄等があります。
ガラスを乳白色にする事も可能です。ふっ化カルシウムやふっ化ソーダ、りん酸カルシウムを用いるとできます。これは他の金属によって起きる着色とは仕組みが異なり、ガラス内の細かい結晶が分散、乱反射を起こす事で発生します。
カラーガラスの用途
カラーガラスは多くの場所で使われています。
使われている場所
オフィスでは受付の背面やエレベーターホールの壁面、マンションのエントランス等に用いて採光をよくする工夫がされています。出入口に光を取り入れる事で、建物や会社のイメージを明るくする効果があります。テーブルトップやホワイトボードもカラーガラスを用いる事で見易くしています。
また店舗の壁面やパーテーション、商品を陳列している棚板や天板に用いて商品をより見やすく、店内をより明るく見せる事にも役立っています。
一般家庭でもテーブルトップやキッチン、洗面台に用いられ、デザインだけではなく見やすく明るい場所にする事が可能です。種類によりますが、1枚ガラスであれば専用道具を用いて自分で切断や穴あけができるので、室内のリフォームにも適しています。
使う時の注意点
カラーガラスには内装用と外装用、両用のものがあり、使用する場所よって使い分ける必要があります。
特に内装用のものを外装に使うことはできません。また、屋内であっても日光が長時間当たる場所への使用には向きません。どうしてもという場合はシーリング等をきちんと施した上で、そして自己責任で行う必要があります。また熱や湿気にも弱く、ストーブやコンロの付近、浴室にも使用する事はできません。キッチンに用いる例もあると述べましたが、背面の壁や食器棚等、火元から離れた場所に使われる事が多いです。
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