
意外と知らない特殊なガラスの種類と特徴・用途をまとめて紹介!
デザイン性や機能性に特化した特殊なガラスがあります。空間装飾を目的としたガラスや断熱や防犯に使えるガラスなど、一般家庭でも使えるガラスも多くなっています。ここではそれぞれの特殊ガラスの特徴や使い方をまとめてご紹介します。
建物や部屋のアクセントに!空間演出の幅が広がるデザインガラス
デザインガラスの特徴
デザインガラスは装飾ガラスとも呼ばれており、絵画や建築、彫刻、装飾、工芸等、様々な芸術作品の工夫が施されています。その為見た目にも美しいデザインの製品が多く、工夫に応じていくつかの種類に分かれています。
デザインガラスの中には、雨等が直接あたる家の外側部分には使用できない製品もあります。該当箇所をデザインしたい場合はどれが使用可能なのか確認しましょう。
デザイン合わせガラス
デザイン合わせガラスは合わせガラスの間のフィルムにいろいろなプリントを施した物で、通常の合わせガラス同様に強度の高い製品です。
ステンド風装飾ガラス
ステンド風装飾ガラスは文字通りステンドグラスを施したガラスで、既製品だけではなく自分でデザインを考えるオーダーメイドもできます。
フロストガラス
フロストガラスは半透明のガラスで、フロート板ガラスの片面をサンドブラストし、化学処理することで成形しています。片面に凹凸がある点が特徴です。光は入れたいけれど、中を見えないようにしたい場所に適しています。
セラミックプリントガラス
セラミックプリントガラスはフロート板ガラスの片面に、シルクスクリーン印刷によってセラミック塗装を施したデザインガラスです。色や柄が複数種類存在します。熱で印刷する事でガラスは強化され、強化ガラスと同じ性能を備えているのが特徴です。
デザインパターンガラス
デザインパターンガラスは格子状やモール、リブ、石目、水玉模様、花柄等がプリントされたガラスです。こちらも熱処理が可能なので強化することもできます。加えて単独で使用するのではなく、フロート板ガラスや防犯ガラスと組み合わせたペアガラスとしても使用されています。
デザインガラスの用途
デザインガラスは色々な場所に用いられます。
テーブル
テーブルは天板にデザインガラスが使われる事が多く、主にフロストガラスやセラミックプリントガラスが選ばれている様です。天板の下にもガラスを配置して、そこにインテリアや小物を置けるような工夫がされている種類もあります。割れる可能性のある場所には強化ガラスを使用して対策しています。
店舗等の間仕切り
店舗等ではショーウィンドウ等、店舗と道路の間仕切りにデザインガラスを使用します。外から店内の商品を確認することができますし、店舗に入った時も、外が見える事で店内が広く明るく感じられるのです。セラミックプリントガラスの色や柄を組み合わせる使い方がされており、店内の装飾やデザイン家具の役目も兼ねています。
食器棚
家庭にある食器棚もデザインガラスが使われています。店舗と同じくセラミックプリントガラス、そしてデザインパターンガラスが使われ、目的もデザイン性を重視しているのです。扉部分をガラス製にすれば内を覗く事もできるし、室内のアクセントにもなります。強化加工を施したり強化ガラスを用いれば、棚に物をぶつけても耐える事が可能です。
浴室のドア
家庭内では浴室のドアもデザインガラスが用いられ易い場所です。こちらはフロストガラスを使用し、入浴中やシャワー中でも浴室を覗けないように工夫されています。それでいて光は通すので窓のない浴室でも明るく感じられ、昼に電灯を点ける必要もありません。一方、隣接する脱衣所等に鍵を設置して、あえて透明なガラスを用いて空間を広く見せてる活用方法もあります。
デザインガラスを選ぶポイント
様々な場所で使われているデザインガラスですが、自分で用いる場合には以下の点に注意しましょう。
見た目と共に、機能性も重視します。配置場所によっては防水や断熱、防犯が必要な場合もあり、良いデザインでも使用場所に適した素材ではない可能性があるのです。
部屋に合うか、長期間使えるかどうか
まずは部屋と調和するかどうかです。配置する部屋の雰囲気に合うのか、既に設置されているインテリアにはマッチするのか、そして長期間付き合えるかを考えます。ガラスは基本的に壊れるまで使い続けるので、長期間飽きずに付き合えるかは特に重要です。飽きてしまっても簡単に交換できる程コストは低くありません。
光のバランスの確認
次に光の透過は適度かを確認します。光を届けたい場所にきちんと届くかどうか、反対にプライバシーを配慮すべき場所等、暗くすべき所を明るくしすぎていないかにも気をつけます。
安全性の確保
またガラスは壊れた場合に周辺へ飛び散る危険性があります。特に壁一面に広くデザインガラスを使用したり高所に用いる場合、周囲の安全は確保できるのか、確保するには何が必要で予算の範囲内で補えるのかを確かめましょう。ガラス自体を強化する以外にも、フィルム等で覆って飛び散りを防ぐ加工方法もあります。
用途に合っているかどうか
そして水に曝される事が多い台所や外壁、浴室においては使用可能なガラスが限られます。せっかくのデザインも破損してしまっては意味がありません。設置したい場所に使用可能なガラスの種類を予め知っておき、その中から適した色や柄を選択しましょう。
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