
シチュエーション別おすすめのガラス
~ガラスの種類紹介~
「防犯性を高めたい。」「暖房をしているけど、なんだか寒いな・・。」「騒音がうるさくして仕方がない!」など、シチュエーション別におすすめのガラスを紹介しています。ガラスの性能は日々、進化しており、断熱・遮音などの効果のあるガラスもあります。
地震の時の怪我の要因は25%はガラスによるもの。地震対策なら「合わせガラス」。
地震の時、窓や壁など弱い部分から崩れます

地震の時、窓ガラス、壁など構造的・材質的に弱い部分から崩れます。強力な振動が生じた場合に窓枠は力が加わって変形しやすく、そして、ガラスは柔軟性が低い素材であるため、変形した窓枠に形が追従できず、結果、破損します。
たとえば、1995年に発生した阪神・淡路大震災では、ガラス、金属といった建物構造物の破片が負傷原因である人が、負傷者全体の25%にも及びました。つまり、怪我を負った人の実に約4人に1人の割合で、ガラス等に傷付けられたのです。
地震によって怪我をする人を減らすためには、窓ガラスを見直すことが重要になります。地震対策として、破片が飛び散りにくい等、強度のあるガラスを使用する事が大切です。
地震のときに危ないガラス

地震が起こった際に割れやすくて危ない窓のガラスについて紹介します。まずは、FIX窓(はめ殺し窓)brです。この種の窓は、主に室内の採光の目的で設置されていますが、完全に壁に固定されているため、開閉が全く出来ません。
FIX窓は、開閉不可なので、ある意味、不法侵入に対する防犯効果があるなどのメリットも認められます。しかしながら、地震の際には、その振動の力をまともに受けてしまい、その力を他へ逃がす事が出来ずにガラスが割れるケースが多々あります。
また、開閉不可の窓としては、コーナー窓と言われる、建物の角(隅部)brに、2枚を継ぎ合わせるようにして設置された窓も、振動時にガラス同士がぶつかり合いやすいので割れやすいです。
なお、ガラスのサイズの大きさに比例して、ガラスが割れやすく危険な傾向があります。そして、窓枠とガラスのコーキング部分(パテ)が硬化するほど、地震の揺れに対するガラスのフレキシビリティーが低下して割れやすいです。
簡単な地震対策

既設の窓ガラスが、一般的な1枚ガラス(フロートガラス)であるケースにおいて、簡単な地震対策を施す場合、飛散防止フィルムを貼る方法は、ガラスが割れた時における一定の飛散防止の効果が期待出来ます。飛散防止フィルムは、市販されていて通販でも入手可能であり、一般ユーザーであっても貼り付け作業が出来ます。
ちなみに同製品には、紫外線をカットする製品や、暑さ対策・省エネに効果がある製品など、飛散防止の他にも付加価値を有した製品があります。
なお、カーテンの使用についても、カーテンが防護壁となってガラスが室内に飛び散りにくくなるので効果的です。
地震対策には合わせガラスを

窓ガラスの地震対策においては、安全性が高い、合わせガラスの使用が大変効果的です。その理由は、強度があるため割れにくく、仮に割れたとしても極めて飛散しにくいからです。現在、一般的なフロートガラスを取り付けている場合には、ぜひ合わせガラスへの交換を検討実施すべきでしょう。
合わせガラスは、自動車のフロントガラス部分などにも採用されているものですが、通常、2枚の板ガラスを合わせたもので、その中間には、特殊で強靭なプラスチック樹脂のフィルム(中間膜)が挟まれています。そして、この中間膜が、2枚のガラスに強く吸着してガラス同士を強固に密着させ一体化させています。
複数のガラスを使用することによって厚みと強度が増しており、割れた場合においても、中間膜の働きによって破片がほぼ飛散せず、人に怪我を負わせるリスクが大幅に削減出来ます。
なお、合わせガラスは、ガラス破壊による不法侵入を防止するなど防犯対策にも効果を発揮し、また、紫外線対策や遮音性能にも優れています。
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