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富山県の地域情報

富山県は日本の北陸地方にあり、日本海側に存在する県です。令制国家時代では越中国に相当します。県の北側は日本海に面し、南側は岐阜県との県境であり、飛騨山脈、更に奥には立山黒部アルペンルートで有名な立山連峰等が存在します。東側は新潟県との県境になっていますが、その場所は親不知と呼ばれる崖であり、難所として知られています。一方西側は石川県との県境になっていて、そこには倶利伽羅峠があるのです。また長野県とも接しています。同名の市である富山市が県庁所在地です。

産業は山からの水資源を利用した水力発電を擁し、北陸電力や関西電力の電気を担っています。また水を活かして水田地帯が多く、米の栽培も盛んです。その他には砺波のチューリップや福光の干し柿、入善のジャンボ西瓜と言った農作物を栽培しています。

日本海に接していることで漁業も盛んです。富山湾でブリの定置網漁や、ホタルイカ漁、シロエビ漁等が主に行われています。特にホタルイカは、日本での群泳海域が富山湾にしかない事で有名です。

山と言えば林業が連想されますが、富山県の場合は山岳地帯の多くが国立や県立の公園に指定されているため、産業としての伐採は盛んではありません。富山県内には立山黒部ジオパークや中部山岳国立公園、白山国立公園、能登半島国定公園等が存在します。

逆にこれら公園を観に訪れる方に対して観光業行われています。立山黒部アルペンルートや黒部峡谷鉄道、宇奈月温泉等が名所としてPRされているのです。