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三重県の地域情報

三重県は紀伊半島の東部にある県で、かつて伊勢国、志摩国、伊賀国、そして紀伊国があった場所を含んでいます。県庁所在地は津市です。地域区分は東海地方ですが近畿や中部地方に分類されることもあります。隣接県は愛知県、岐阜県、滋賀県、京都府、奈良県と和歌山県です。

県内には木曽三川が流れている他、鈴鹿山脈や養老山地と言った山や、伊勢湾を初めとする海もある等、自然豊かな地形になっています。同じ県内であっても、地形の違いで気候が全く異なる地域もある事が特徴です。

農業と漁業が盛んですが、その一方で工業も充実しています。中京工業地帯の一部を、県の北部で担っており、四日市市は自動販売機の生産量が全国で最も多い市です。反面、同市は四大公害病の一つ、四日市ぜんそくの発生した市としても知られていますが、現在は汚染防止の為の技術も進歩し、原因となる石油化学コンビナートのある地域の大気は良くなっています。三重県が全国1位の生産量を誇る製品は自動販売機だけではなく、ローソクと鍵も同様にもっとも生産されているのです。

農業では茶の生産が盛んです。三重県で生産された茶を京都に運んで製茶している商品も存在する程で、全国で3位の生産量を誇っています。また松阪牛を初めとした牛肉の生産でも有名です。水産業では阿古屋貝に代表される真珠と、旧国名に因んだ伊勢海老等が生産されています。真珠は飛鳥、奈良時代から産業として携わっており、近年では養殖も開始されました。また伊勢海老は県の魚にも指定されています。